コラム
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就活準備を始めるタイミングは?最初にやるべきことはこれ
2022.12.19

就活準備を始めるタイミングは?最初にやるべきことはこれ

 

就活準備とは、自己分析と業界・企業研究を行い、自分と会社に対しての理解を深めることです。

 

就活準備を入念に行うことで、将来の働き方や向いている仕事などが少しずつ明確になっていき、就活本番での企業選びや志望動機の作成においても有利に進められるようになります。

 

就活準備はいつごろから始めればよいのか、適したタイミングと最初にやるべきことについて解説します。

 

 

就活準備を始めるタイミングは卒業から逆算する

 

就活準備を始めるタイミングについて、スケジュール例とともに解説します。

 

就活準備開始は3年生の4月くらいが一般的

 

就活準備を始めるタイミングは、自分が卒業する時期から逆算して計画を立てましょう。

 

一般的には4年生の3月に卒業をするため、3年生の4月くらいから始めるのがベスト。なぜなら、4年生が始まる前(だいたい3年生の3月くらい)から企業エントリーが始まるからです。

 

一方でエントリー前に、気になっている企業のインターンシップに参加できることもあります。サマーインターンシップに参加したい人は3年生になったら就活準備を始めた方がよいです。

 

中には1~2年生のうちから始める人もいます。考え方は後で変わるものなので、慎重に就活を進めたい場合は早めに始めてもよいでしょう。

 

就活準備スケジュール例

 

ストレートに4年生の3月で卒業する場合の、就活準備スケジュール例をご紹介します。

 

自己分析、業界・企業研究

3年生の4~12月

サマーインターンシップ

3年生の6~9月

ウィンターインターンシップ

3年生の10~2月

企業エントリー開始、会社説明会、エントリーシート提出・Webテスト

3年生の3月~4年生の5月

(遅くても9月くらいまで)

選考・内々定

4年生の6~9月

(遅くても12月くらいまで)

内定式

4年生の10月

 

企業によってエントリーや選考など日程は異なります。就活準備で気になる企業を見つけたら、募集要項などを確認して計画的にスケジュールを立てましょう。

 

就活準備で最初にやるべきことは「自己分析」と「業界・企業研究」

 

就活準備では、いきなり「この会社に就職したい!」と決めるのではなく、まずは自分と業界について理解する「自己分析」と「業界・企業研究」から始めます。

 

少しでも興味のある企業や業界があれば「業界・企業研究」から、まだやりたいことも興味のある企業もわからない場合は「自己分析」から始めるとよいでしょう。自分の状況に合わせて、始めやすい方から準備を進めてください。

 

自己分析と業界・企業研究とはどのようなものなのか解説します。

 

自己分析とは自分を知ること

 

自己分析とは自分自身について知って理解を深めることです。

 

・自分の強み、弱み

・どんな仕事に興味があるか

・どんな働き方をしたいか

・モチベーションが高くなる状況、など

 

エントリーシートや履歴書、面接などでは志望動機や自分に関する質問を多くされます。

 

自己分析をして、自分のことをしっかり理解していると企業からの質問に対し、明確な答えを伝えられるようになります。

 

業界・企業研究とは視野を広げて深く知ること

 

業界・企業研究とは、興味を持った業界や企業について理解すること、知っている業界・企業を増やすことです。

 

たとえば、一言でデザイナーと言ってもさまざまな仕事があります。

 

Webサイトを作ったり、バナーを作ったりするWeb業界、服やアクセサリーのデザインをするアパレル業界など、さまざまな業界でデザイナーが活躍しています。業界・企業研究を行うことで、思わぬ発見もあるかもしれません。

 

たくさんの仕事・業界を知ることで、より関心の度合いを高くしたり、本当にやりたいことが見えてきたりします。

 

知っている業界や企業が増えたら、なぜこの企業に惹かれているのか、競合他社との違いはなにかなどを調べてより理解を深めます。

 

最終的に自分に合う企業か、志望動機は何かを明確に知っていくのが業界・企業研究です。

 

自己分析の始め方を解説

 

自己分析は学校生活や人生を振り返るところから始めます。人生の全てを振り返ることが難しい場合は、高校卒業後くらいから始めると進めやすいです。

 

年齢(学年)グラフを書いて、そのときにどんな出来事・経験があったかを記入します。

 

たとえば、「大学3年生の頃、ファミレスでアルバイトを始めた。接客は緊張するけど、楽しいと思った」と簡単に出来事を書いていきます。

 

出来事を書いたら、さらに「なぜ楽しいと思ったのか」「なぜファミレスの接客を選んだのか」と、経験を選択した理由や学んだことなどを書き加えます。

 

また、心の充実度として「そのときモチベーションが上がっているかどうか」を、波線グラフで書き加えるのもおすすめです。モチベーションが下がってから上がったとき、どうやって乗り切ったか、気持ちを切り替えたかなどを書き加えるとさらに自分に対する理解が深まります。

 

その出来事・経験に対して感じた喜怒哀楽の状態を可視化することで、自分の原動力ややりたいことがわかってくるでしょう。

 

業界・企業研究の始め方を解説

 

業界・企業研究ではまず、自分が好きなものや興味のあるものに関連する企業を、インターネットで検索するところから始めましょう。

 

企業の名前をピンポイントに検索するのもOKですが、求人サイトで興味のある業界に絞って検索すると、さまざまな企業について知ることができるのでおすすめです。

 

サイトによっては関連企業も検索できるため、仕事や企業の知識が広がるでしょう。

 

社風や事業内容はもちろんですが、社員の人たちの雰囲気や口コミも参考にするとより理解が深まります。

 

とくに興味のあることや好きなことがない場合や、なかなか自分に合う業界・企業が見つからない場合は、同じ学校や学部の先輩の就職先を参考にするとよいでしょう。

 

ある程度、気になる企業について調べたら、競合他社と比較してみましょう。同じ業界内で複数の企業を比較すると、より自分に合う企業が見えてきます。

 

 

就活準備はエントリー前1年くらいから始めるとよい

 

就活準備は卒業から逆算して2年以内、企業エントリー開始前1年くらいから始めるのが一般的です。

 

4年生3月に卒業なら、だいたい3年生の4月から始めるケースが多いですが、もっと早く始める人もいます。

 

余裕を持って準備を進めたい場合は、早めに少しずつ自己分析や業界・企業研究を始めるとよいでしょう。